itoko_memo

04月25日 ( fri ) うらやましい関係

nakahara母は脳出血してから言葉も身体も不自由になり、車いすです。去年の今頃は元気で一緒にあんな事したとか思い出し始めると悲しくなります。2月にホームに入居して今は週に一度会いに行ってお散歩したり買い物したりします。母の持ち物は家に残してある物も多く、大島紬で縫ったコートやロングベストもそのまま。私が選ばないような芸術本も沢山ありページをめくると間に展覧会のチケットやポストカードが挟まっていてます。この時元気でこれ行ったんだとか、メモ書きに展覧会の日付、材料やさんのアドレス、忘れない為に私の電話番号、などを見つけては涙ぐんでしまいます。そんな状況でも羨ましいなと思うのは、私だけでなく思ってくださるお友達が何人かいて、色々な心のこもった手紙が送られて来るのです。今日は母が一緒に通っていた絵画教室で描いたという水彩画と中原順一展のパンフ等が届きました。なかなか出来る事ではないと思うのです。元気だったら絶対きゃーきゃー言いながら一緒に観ていたことでしょう。万年乙女な私の母を思う時には私は自分が娘なのか母なのかわかなくなります。